環境変われば状態も変わる
先日天気が良かったので利用者さんと散歩に行きました。
この利用者さんは2年前に在宅療養を希望し退院しました。
在宅を希望した際に病院からは「寝たきりの状態で、気管切開もしており在宅ではかなり大変ですよ」と言われたそうです。
退院時の見込みとしては、全介助で吸引も頻回に必要な状態なので1ヶ月くらい家で過ごせればいい方ではないかという感じでした。
退院後は連日訪問が必要な状態で、ご家族も寝る間もなく大変な時期もありました。
しかし、結果的には2年間入院することもなく家で過ごされています。
今では気管カニューレも抜去となり吸引も必要なくなり、在宅でリハビリも行い車椅子で散歩もできる状態です。
訪問看護をやって思うのは、病院にいた時の状態が家に帰ってそのまま続く訳ではないように思います。環境が変われば気持ちも変わり、良い方向に向かう人も多いように思います。
そしてサポートする周囲の人達の気持ちも大きく影響していると感じます。