多職種連携

【事例21】看護師・言語聴覚士の連携体制で、 ご自宅で看取りができたケース

ご利用者 90代 / 男性
サポート体制 NS, ST
疾患名 膀胱頚部がん、複雑性尿路感染症、2型糖尿病

ご依頼までの状況

膀胱がん手術後も夜間頻尿や多尿が持続していることから、退院後は、夜間間欠的留置カテーテル管理の方針となった。
介護者である奥様はカテーテル 挿入・抜去の手技が確立されていないことから、見守りや指導を含めたサポートが必要であるため、訪問看護の介入となった。

ご本人の希望

家で自分のペースで生活していきたい。

ご家族の希望

最近は体力が低下し、寝ていることが多く、食欲も減ってきているので心配。訪問診療、訪問看護を利用してできるだけ在宅で生活できるようにしたい。

支援内容

NS:
体力低下に伴い、訪問診療と連携し、毎日点滴や浣腸などを行ないました。状況に応じて酸素準備も考慮しました。「毎日お風呂に入りたい」というご本人の希望で訪問入浴を開始しました。また「最期まで食事がしたい」との希望で、 言語聴覚士(ST)も介入し、看護→言語聴覚士→看護の連携 体制で、1日3回の訪問で体調管理を行ないました。

ST:
経口摂取量も減少していたため、栄養補給と食形態の工夫により経口摂取量を少しでも増やすよう努めました。臥床時間も長くなっていたため、頸部ROMや口腔機能維持と誤嚥予 防のためのリハビリを行ないました。酸素導入もあり、口腔内乾燥が顕著であったため、唾液腺マッサージや口腔ケアで 対応しました。
「ご家族全員で協力しながら見守ってほしい」という希望もあり、口腔ケアやリラクゼーションの指導も行ないました。
「最期まで口から食べてほしい」というご家族の願いに寄り添い、お亡くなりになった当日まで、少量ですが経口摂取ができました。

ご利用者・ご家族の声

ご自宅で看取りができたことを皆さん全員が喜ばれていました。ご家族や沢山の親族の方々に囲まれ、エンゼルケアを 一緒にお手伝いしていただきました。皆さんが声をかけなが ら身体を拭き、素敵なスーツを着せていました。「今日、明日は自宅で過ごしたい」、「ベッドではなく布団で寝かせてあげたい」と希望されていました。(スタッフ談)