多職種連携

【事例22】退院後日中一人で過ごされている方が、 身体的・精神的不安を軽減できたケース

ご利用者 60代 / 女性
サポート体制 NS, PT
疾患名 脳出血、右乳がん術後、うつ病、高血圧

ご依頼までの状況

高血圧性脳出血を発症して入院、5ヶ月後に退院となる。退院後は在宅を希望されたが、娘と二人暮らしで日中は一人となるため、精神的・身体的に不安を感じている。右片麻痺の不安から生活意欲低下となり、訪問看護の依頼があった。

ご本人の希望

家事など自分でできることを増やしたい。近くのスーパーまで歩いて買い物に行きたい。

ご家族の希望

手伝えることはできるだけします。本人の希望があればサービスをお任せます。

支援内容

NS・PT:
退院後1ヶ月から、当初週1回の訪問看護でスタートしました。さらに理学療法士(PT)による訪問リハビリが週1回追加になりました。多職種連携により情報を共有し、身体機能の向上に努めています。

(1)状態観察
(2)昼の内服確認
(3)生活動作確認、転倒の有無確認
(4)不安などの傾聴

身体状況・精神面の変化

脳出血を発症する前にうつ病があり、内服治療中でした。 日中一人でいるため、「頭重感はうつ病の再発ではないか」、 「健側上下肢痛の出現」など症状に対する不安が多く、些細なことでも心配しているため、訪問時に相談を受けています。 内服のアドバイス、日常の過ごし方などをその都度伝えるようにしています。
電話での相談にも応じ、ご利用者様の不安が軽減されるように努めています。

ご利用者・ご家族の声

日中一人でいると、どうしていいか分からなくなり、色々考えて不安になるけれど、聞いてもらえるので安心できます。 訪問の日以外でも、教えていただいたリハビリの体操をするようにしています。