ご依頼までの状況
心窩部痛(しんかぶつう)、食欲低下があり受診したところ、食道がんとの診断を受け、すぐに手術施行となった。
手術後、食事摂取がなかなか進まず、点滴管理をしていた。
本人が「どうしても自宅に帰りたい」 という思いが強く、ご本人、ご家族の希望により、訪問看護を介入することで退院となった。
手術後、食事摂取がなかなか進まず、点滴管理をしていた。
本人が「どうしても自宅に帰りたい」 という思いが強く、ご本人、ご家族の希望により、訪問看護を介入することで退院となった。
ご本人の希望
吐き気や飲み込みにくさがあり、食事がとれず情けなく思 うことがある。みんなに迷惑をかけて申し訳なく思っている。 自宅に戻って、おいしいものを食べて元気になりたい。転ばないように気を付けたい。
ご家族の希望
ご主人:
家に帰れば、元気になるはず。
食事がとれないと、体力がつかないので心配している。自宅に戻って好きなものを食べたら、きっと元気になるはず。自分ができることは、なんでもしてあげたいと思っている。
家に帰れば、元気になるはず。
食事がとれないと、体力がつかないので心配している。自宅に戻って好きなものを食べたら、きっと元気になるはず。自分ができることは、なんでもしてあげたいと思っている。
支援内容
NS:
退院直後は、食事摂取が難しく点滴管理をしていました。
元々血管確保が難しかったことと点滴が長期間となったため、ご本人・ご家族と相談し、ポートを挿入し、高カロリー輸液の持続投与で栄養管理をすることになりました。
食べられなくて辛いとのことでしたが、「同じ手術をした人は、ほとんどの人が3ヶ月程度は喉のつかえなどで食事摂取量が減る」ことを説明し、その他、術後の一般的な経過をその都度ご本人とご家族に説明し、少しでも不安が軽減するように関わっていきました。
また、毎日訪問する中で看護師間の情報共有や主治医とも密に連絡し、連携をとることでその日の体調に合わせたケアを実施しました。
退院直後は、食事摂取が難しく点滴管理をしていました。
元々血管確保が難しかったことと点滴が長期間となったため、ご本人・ご家族と相談し、ポートを挿入し、高カロリー輸液の持続投与で栄養管理をすることになりました。
食べられなくて辛いとのことでしたが、「同じ手術をした人は、ほとんどの人が3ヶ月程度は喉のつかえなどで食事摂取量が減る」ことを説明し、その他、術後の一般的な経過をその都度ご本人とご家族に説明し、少しでも不安が軽減するように関わっていきました。
また、毎日訪問する中で看護師間の情報共有や主治医とも密に連絡し、連携をとることでその日の体調に合わせたケアを実施しました。
身体状況・精神面の変化
退院後しばらくしてから、食事摂取量が増加しました。好きなものも少しずつ食べられるようになり、「もう食べれないかと思った」と笑顔もみられ、安心したご様子でした。 好きだったお風呂も入浴介助が可能になりました。
内服管理や食事介助はご主人がやりがいと感じているため、あえて細かく指導せずにやり方を見て必要に応じて助言しています。
内服管理や食事介助はご主人がやりがいと感じているため、あえて細かく指導せずにやり方を見て必要に応じて助言しています。
ご利用者・ご家族の声
本人の笑顔が増えたように感じます。「食べられるように なってよかった」「今日は少ししんどいけど、お風呂は大好きだから入りたい」などよく話してくれるようになりました。
本人の病気だけでなく、家族には介護相談や指導などもさせていただきました。介護疲れを懸念して、持続点滴も休めるようにとのことでしたが、「私の仕事」と思い継続して行 ないました。
本人の病気だけでなく、家族には介護相談や指導などもさせていただきました。介護疲れを懸念して、持続点滴も休めるようにとのことでしたが、「私の仕事」と思い継続して行 ないました。